ボクは風間亮(木村延生)、１７歳の高校生。真面目な父・貫太郎(原田大二郎)、明るい母・寛子(中島マリ)、そして最近妙に女らしくなった妹・春菜(福田花音)とどこにでもある平凡な４人家族だった。謎の美少女、佐伯小夜(矢島舞美)が現れるまでは・・・。
ある日、おばあちゃん(深谷みさお)が危篤と連絡が入り両親はおばあちゃんの処へ、おまけにボクも風邪を引いていて、春菜と二人きりで留守番をしていた時、突然彼女が目の前に現れた・・・。霊能者？おばあちゃんから頼まれた？訳の解らないことばかり言いやがって。でも、小夜が現れてからボクらの周りで変な事ばかり起きるんだ。ゾンビだか、悪霊だかには襲われちゃうし、気持ちの悪い子供達には禅門答みたいな説教されちゃうし。それに友達の正(安田洙福)や宏(石垣祥)、七海(村田藍菜)までもがおかしくなってしまって・・・、しまいには春菜の学校の北山先生(山本博子)までもが・・・。ボクはどうすりゃいいんだよ。ボクと春菜に降りかかる試練。聞きたくはなかったおばあちゃんの話・・・。なんでボク達が？聞いてないよ、そんな話。誰か助けてくれー。二人の心の叫びはむなしく響くだけ。カギを握るのはおばあちゃんと自称霊能者の小夜。小夜は本当に事態を収拾できるのか？そしてボク達の運命は？冬の夜のちょっと切ないロマンティックホラーの幕はいま開く・・・かな？